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書評

【嫌われる勇気】四十にして戸惑っている人に刺さるポイント3選【おすすめビジネス書籍】

こんにちは、Mitoです。

今更ながらビジネス書籍の大ベストセラー『嫌われる勇気』の要約です。いや、本当に今更…ですが、私も四十にして惑わずどころか袋小路状態なのは、このブログの迷走からも見て取れるかと思います。
アラフォーの視点から本書を見た内容をお伝え出来ればと思います。

https://alc-tools.com/escapemethod-from-lifehardship/

要約

『嫌われる勇気』は、哲人と青年の対話形式をとりながらアドラー心理学について青年と共に学んでいく本です。

哲人は優しく諭すように青年にアドラー心理学を語るスタイルであり、「人は今日からでも幸せになれる」ことを読者にも同時に伝えていきます。

その様(さま)はまるで小説を読んでいるかのようにスッと内容が入ってきます。


対してこの青年、暗くて、ひねくれていて、プライドが高く、劣等感の塊みたいな男です。かなりデフォルメされたキャラですが、実際近くにいたら面倒くさくてメンドくさくて近寄りたくないタイプです。

この2人が5回の対話によってアドラー心理学を紐解いていくのです。

四十にして戸惑っている人に刺さるポイント

『人は怒りを捏造する』

先日、仕事でユーザーさんに怒りをぶつけられました。正直納得できるような内容ではなく内心こちらも腹立たしい気持ちのままこの本を読んでいるときに見た言葉です。

アドラー心理学的に言えば、このユーザーさんは『理由があって怒った』のではなく『怒りたかったからその理由を探した』と解釈できます。

「要するに、怒りとは出し入れ可能な「道具」なのです。」

引用元:『嫌われる勇気』35項

このくだりを読んだときは溜飲が下がる思いになりました。

とかく現代人は真面目な方が多いので「あの人が怒ったのは僕に原因があるんだ。」などと思わずに「あの人は怒りたかっただけだから僕に原因なんてないんだ。」ってくらいがちょうどよいと思います。

※私は娘に「パパって悩みなさそうでいいよね」って言われたり、高田純次さんとか杉村太蔵さんにシンパシーを感じている人間でして、そんな人間の発言だと思って下さいw。

『自由とは他者から嫌われることである』

この本のタイトルについて伏線回収される内容です。アドラー心理学では「すべての悩みは、対人関係の悩みである」と説いています。

現代はSNSのいいね!に代表される承認欲求を満たす道具がたくさん溢れています。他者から承認されるために、他者の期待に応える。

「他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになります」

引用元:『嫌われる勇気』135項

このことからも、他者の人生を生きている限り『惑わず』にはなれないんだろうな、と思うのです。

一方、対人関係から解放されることこそが自由であるのに、ただひとりで生きることなど絶対にできない。

このジレンマからひき出された回答こそが、『自由とは他者から嫌われることである』だと思います。

『人生は連続する刹那』

せつな【刹那】

《(梵)kṣaṇaの音写》

1.仏語。時間の最小単位。1回指を弾く間に60あるいは65の刹那があるとされる。

2.きわめて短い時間。瞬間。「刹那の快楽に酔う」「衝突した刹那に気を失う」「刹那的な生き方」

引用元:「小学館」 「Weblio」

人生は長い。アラフォーはもう人生の折り返し地点。まだ半分?もう半分?ではなく、人生は線ではなく点の集合体であるというのがアドラー心理学。

一歩一歩踏み出すように歩くというよりもひゃっほーいって踊るように今を生きようぜ!かな?教えて哲人!

哲人「われわれはもっと「いま、ここ」だけを真剣に生きるべきなのです。過去が見えるような気がしたり、未来が予測できるような気がしてしまうのは、あなたが「いま、ここ」を真剣に生きておらず、うすらぼんやりとした光のなかに生きている証です。」

引用元:『嫌われる勇気』271項

ハイ、真剣に「いま、ここ」を生きます!

過去のトラウマで動けない、明るい未来が見えず動けない、ではなくて「いま、ここ」という刹那のなかで行動しろ!ということですね。

まとめ

戸惑い系アラフォーが選ぶポイントは

  • 『人は怒りを捏造する』
  • 『自由とは他者から嫌われることである』
  • 『人生は連続する刹那』
  • の3点となりました。

    他人の感情に振り回されず、他人の評価など気にせず、今を見つめて行動する。

    ここまでくれば、間違いなく『四十にして惑わず』の境地にたどり着けますね!

    それでは楽しいアラフォーライフを。